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アクイプタ® ~頭痛外来~

2026年4月 日本発売

アクイプタ®
片頭痛を起こりにくくする
新しい飲み薬

一般名:アトゲパント / 製造販売:アッヴィ合同会社
CGRP受容体拮抗薬(ゲパント系)

1日1回 毎日服用
▼4日 月間片頭痛日数の減少(平均)
60+ヵ国 承認済み国数

片頭痛の「予防」に特化した経口薬

アクイプタ(アトゲパント)は、片頭痛発作が起きるのを未然に防ぐために毎日服用するCGRP受容体拮抗薬です。頭痛が始まってから飲む鎮痛薬や急性期治療薬とは異なり、「頭痛の回数そのものを減らす」ことを目的としています。

2026年2月19日に日本で製造販売承認を取得し、同年4月17日に発売されました。

⚠️ 大切なポイント

アクイプタは予防薬です。発作中に飲んでも痛みを止める効果はありません。発作が起きた際は、別途トリプタン等の急性期治療薬を使用してください。

CGRPという物質をブロックする

片頭痛発作が起きると、脳の三叉神経から CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド) という神経ペプチドが過剰に放出されます。これが血管拡張や炎症を引き起こし、ズキズキとした痛みにつながります。

🧠
三叉神経
CGRP放出
🔴
CGRP受容体
活性化
💥
血管拡張・炎症
→ 片頭痛

↑ アクイプタがCGRP受容体をブロック ↑

アクイプタはCGRP受容体に選択的に結合し、CGRPの働きを阻害します。血管への直接作用がないため、トリプタン製剤で懸念された心血管系の禁忌がありません

どのくらい効果があるの?

複数の国際共同第3相試験で有効性が確認されています。

▼4.2
月間片頭痛日数の減少
(ADVANCE試験・60mg群)
61%
50%以上改善した患者の割合
(60mg群)
▼6.9
慢性片頭痛での月間減少
(PROGRESS試験・60mg群)

従来の予防薬(トピラマート)との比較試験でも、同程度の予防効果を示しながら副作用による中止率が低いことが報告されています。日本人患者を対象としたRELEASE試験でも効果が確認されています。

飲み方と用量の種類

通常は 60mgを1日1回、毎日同じ時間に服用します。腎機能障害のある方や特定の薬との併用時は用量が調整されます。

10mg
腎機能障害・
CYP3A阻害剤併用時
約3,060円/月
(3割負担)
30mg
OATP阻害剤
併用時
 
60mg
標準用量
(通常はこちら)
標準
  • 毎日服用が基本 頭痛がない日も飲み続けることで予防効果が発揮されます。
  • 📅
    効果の評価は3ヵ月後 服用開始から3ヵ月を目安に効果を評価し、改善が見られない場合は中止を検討します。
  • 🚗
    運転制限なし 眠気を引き起こしにくいため、運転に関する制限がありません(ナルティーク・レイボーと異なる点)。

主な副作用と注意点

  • 🤢
    悪心(吐き気)— 4〜6% 最も多く報告される副作用のひとつ。多くは軽度で、服用を続けるうちに軽減する傾向があります。
  • 🚽
    便秘 — 7〜8% もう一つの頻度の高い副作用。水分補給と食物繊維の摂取を意識してください。
  • 😴
    倦怠感・眠気 従来の予防薬(バルプロ酸・アミトリプチリン)のような強い眠気や体重増加は起きにくいのが特徴です。
  • 🩺
    肝機能への影響 定期的な肝機能検査が推奨されます。重度の肝機能障害(Child-Pugh C)のある方は投与を避けることが望ましいとされています。

こんな方に検討される薬です

条件 アクイプタ
片頭痛発作が月2回以上 ✅ 予防療法の対象
生活に支障を来す頭痛が月3日以上 ✅ 予防療法の対象
注射薬(抗体製剤)が苦手 ✅ 飲み薬で開始できる
心臓・血管疾患がある ✅ 血管系の禁忌なし
運転をよくする ✅ 運転制限なし
発作時の急性期治療も必要 要注意 急性期治療は別薬が必要
重度の肝機能障害がある 要注意 投与を避けることが望ましい
🏥 必ず医師に相談を

アクイプタが適切かどうかは、頭痛の頻度・症状・持病・服用中の薬などを総合的に考慮して医師が判断します。自己判断での服用はせず、頭痛専門医や神経内科・脳神経内科にご相談ください。

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