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貧血

貧血
貧血|症状・原因・検査・治療|新宿 アイランド内科クリニック
内科・血液・栄養

貧血(ひんけつ)
だるさ・めまい・息切れが続くとき

貧血は、血液中のヘモグロビン(血色素)が基準値を下回った状態です。倦怠感・動悸・息切れ・めまいなどの症状が現れますが、原因はさまざまで、背景に内科的な疾患が隠れていることもあります。「健診で貧血気味と言われた」「なんとなく体がだるい」という場合も、お気軽にご相談ください。

貧血について

ヘモグロビンは、肺で取り込んだ酸素を全身に届ける役割を担うタンパク質です。その量が不足すると、体の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、さまざまな不調が生じます。

成人女性の10〜20%に貧血があるとも言われており、特に月経のある女性・妊婦・授乳中の方・高齢者に多く見られます。一方、男性や高齢者に鉄欠乏性貧血が見つかった場合は、消化管出血など内科的な原因の検索が必要になることがあります。

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ヘモグロビンの不足
ヘモグロビン値が成人女性12g/dL・成人男性13g/dL未満(WHO基準)を下回ると貧血と診断されます。
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全身への酸素不足
倦怠感・動悸・息切れ・めまいなど、体のあちこちに影響が出ます。軽度の場合は自覚症状が乏しいこともあります。
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原因の特定が重要
鉄欠乏・ビタミン不足・慢性疾患など原因によって治療が異なります。自己判断でのサプリ摂取より、まず検査を。
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女性・高齢者に多い
月経・妊娠・授乳・加齢による鉄需要の変化がリスクとなります。定期的な血液検査での確認が勧められます。

こんな症状はご相談ください

以下のような症状が続く場合は、貧血の可能性があります。複数当てはまる場合は血液検査での確認をお勧めします。

よくみられる症状
  • 体がだるい、疲れが取れない
  • 少し動いただけで息が切れる、動悸がする
  • 立ち上がったときにめまい・立ちくらみがある
  • 頭痛が続く、頭がぼーっとする
  • 顔色が悪い、まぶたの裏や唇が白っぽい
  • 集中力が続かない、仕事・学業に支障がある
  • 爪が割れやすい、さじ状に変形している
  • 健診の血液検査でヘモグロビンや赤血球が低いと指摘された
他の病気との見極めが必要な症状
  • 症状が数週間以上続き、改善しない
  • 体重の減少を伴う(悪性腫瘍など内科的疾患の可能性)
  • 便が黒い、血便がある(消化管出血の可能性)
  • 手足のしびれや歩行のふらつきを伴う(ビタミンB12欠乏による神経症状の可能性)
鉄欠乏性貧血でも、男性や閉経後の女性で見つかった場合は胃・大腸からの出血が原因のことがあります。症状が長引く場合は原因の精査のためにも受診をご検討ください。

考えられる主な原因

貧血の種類は複数あり、原因によって治療法が異なります。血液検査の結果を踏まえて判断します。

  • ●
    鉄欠乏性貧血
    最も多い貧血で、貧血全体の70〜80%を占めます。ヘモグロビンの材料となる鉄が不足することで起こります。月経量が多い女性・妊娠・授乳中の方・偏食・消化管出血などが原因となります。
  • ●
    葉酸・ビタミンB12欠乏性貧血(巨赤芽球性貧血)
    赤血球をつくるために必要な葉酸やビタミンB12が不足すると、大きくて機能不全の赤血球が増えます。偏食・アルコールの多飲・胃切除後の方に多く、ビタミンB12欠乏では手足のしびれなど神経症状を伴うこともあります。
  • ●
    慢性疾患に伴う貧血
    慢性腎臓病・関節リウマチ・悪性腫瘍・慢性感染症などの疾患では、炎症によって赤血球の産生が抑えられることがあります。原疾患の管理が治療の軸となります。
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    消化管出血による貧血
    胃潰瘍・十二指腸潰瘍・大腸ポリープ・大腸がんなどによる慢性的な出血が鉄欠乏の原因となることがあります。黒色便や血便がある場合は速やかにご相談ください。
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    溶血性貧血・再生不良性貧血
    赤血球が通常より早く壊れる(溶血性貧血)、または骨髄での造血機能が低下する(再生不良性貧血)など、比較的まれな病態です。専門的な精査と治療が必要です。

当院で行う検査

症状や問診をもとに、必要な検査を組み合わせて原因を確認します。

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    血液検査(一般血液検査・鉄関連検査)
    ヘモグロビン値・赤血球数・MCV(赤血球の大きさ)・血清鉄・フェリチン(鉄の貯蔵量)などを調べ、貧血の種類と重症度を判断します。
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    ビタミン・栄養検査
    葉酸・ビタミンB12などの値を測定し、栄養性貧血の有無を確認します。
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    腎機能・炎症マーカー検査
    慢性腎臓病や炎症性疾患が背景にないかを確認します。既存の内科的疾患がある方では特に重要です。
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    消化管精査の検討
    消化管出血が疑われる場合は、胃カメラや大腸内視鏡検査が必要なことがあります。当院では状況に応じて専門医療機関へご紹介します。

治療について

貧血の治療は原因によって異なります。原因を確認したうえで、適切な対応を行います。

  • ●
    鉄欠乏性貧血
    鉄剤(内服薬)の補充が基本です。食事のみで補うには限界があることも多く、医師の指示のもとで適切な量を一定期間内服します。副作用(胃部不快感など)がある場合は剤型の変更などで対応します。内服が難しい場合や貧血が重度の場合は、鉄剤の点滴を行うこともあります。
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    葉酸・ビタミンB12欠乏性貧血
    それぞれに対応した葉酸製剤・ビタミンB12製剤の補充を行います。ビタミンB12は吸収障害がある場合、注射による補充が必要なこともあります。
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    慢性疾患に伴う貧血
    原疾患(慢性腎臓病・炎症性疾患など)の管理を行いながら、必要に応じて造血薬(エリスロポエチン製剤など)の使用や専門医療機関へのご紹介を行います。
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    消化管出血に伴う貧血
    出血源の診断と治療を優先します。胃・大腸内視鏡検査が必要な場合は、専門医療機関へご紹介します。
鉄欠乏以外の貧血では、鉄剤が効かないことがあります。健診で指摘された場合や市販のサプリメントで改善しない場合は、一度血液検査で原因を確認することをお勧めします。

受診の流れ
1
問診・全身状態の確認
症状の経過・月経歴・食事内容・服用中の薬・既往歴などを確認します。血圧・脈拍などのバイタルサインも測定します。
2
検査
症状に応じて血液検査を行い、ヘモグロビン値・鉄・フェリチン・ビタミン類などを確認します。消化管出血が疑われる場合は追加検査や専門医療機関へのご紹介を検討します。
3
治療・生活指導
原因に応じた治療(鉄剤・ビタミン補充など)を開始し、食事内容の工夫についてもアドバイスします。定期的な血液検査で回復を確認しながら治療を進めます。

よくあるご質問
健診で貧血気味と言われましたが、症状がなければ受診は不要ですか。
軽度の貧血は自覚症状が出にくいことがあります。原因によっては内科的な疾患が隠れている場合もあるため、指摘された際は一度受診して原因を確認することをお勧めします。
市販の鉄サプリメントを飲んでいれば大丈夫ですか。
鉄欠乏以外の原因による貧血では鉄剤が効きません。また、鉄欠乏であっても出血源など根本的な原因の検索が必要なことがあります。サプリメントで改善しない場合は受診をご検討ください。
食事で貧血を改善できますか。
赤身の肉・レバー・貝類・ほうれん草などの鉄分を多く含む食品に加え、ビタミンCを一緒に摂ることで鉄の吸収が高まります。一方、緑茶・コーヒーのタンニンは鉄の吸収を妨げるため、食事中や直後の摂取は控えめにすることをお勧めします。ただし、貧血が進んでいる場合は食事だけでの改善には限界があるため、薬物療法を組み合わせることが多いです。
妊娠中・授乳中でも受診できますか。
妊娠・授乳中の貧血はよく見られます。鉄の需要が高まる時期のため、症状がなくても定期的な確認が勧められます。主治医(産婦人科)と連携しながら対応します。
男性ですが貧血と言われました。何が原因ですか。
男性や閉経後の女性での鉄欠乏性貧血は、胃・大腸からの慢性出血が原因となることがあります。胃潰瘍・ポリープ・がんなどの可能性を除外するため、消化器の精査をお勧めします。

「健診で貧血気味と言われた」「体のだるさが続く」という場合はお気軽にご相談ください。

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