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ニキビ(尋常性ざ瘡)|種類・治療薬・治療の流れ|新宿 アイランド内科クリニック
皮膚科・内科

ニキビ(尋常性ざ瘡)
種類と治療薬について

ニキビ(尋常性ざ瘡)は、毛穴に皮脂が詰まることから始まり、炎症の進行度によって症状の見た目が変化していく皮膚の病気です。段階に応じた薬を早めに使うことで、跡を残さずに治すことにつながります。繰り返す方、なかなか改善しない方はご相談ください。

ニキビの種類

ニキビは進行度によっていくつかの段階に分けられます。段階によって適した治療薬が異なるため、見た目の特徴を知っておくことが治療の第一歩になります。

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白ニキビ・黒ニキビ(面皰)
毛穴に皮脂や角質が詰まった初期段階です。閉じた毛穴は白く、開いて酸化した毛穴は黒く見えます。炎症はまだ起きていません。
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赤ニキビ(炎症性丘疹)
詰まった毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤く腫れた状態です。触ると痛みを伴うことがあります。
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黄ニキビ(膿疱)
炎症がさらに進み、中に膿(うみ)がたまった状態です。破れると内容物が排出され、炎症が周囲に広がることもあります。
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硬結・嚢腫ニキビ(結節・嚢腫)
炎症が皮膚の深い部分まで及び、しこりのように硬くなった重症の状態です。色素沈着やクレーター状の瘢痕(あと)が残りやすいため、早めの治療が重要です。
面皰(白・黒ニキビ)の段階で治療を始めることで、赤ニキビ・黄ニキビへの進行や、瘢痕(あと)が残るリスクを抑えやすくなります。

こんな状態はご相談ください
  • 白・黒ニキビが繰り返しでき、なかなか減らない
  • 赤く腫れたニキビや、膿を持ったニキビがある
  • あごやフェイスラインなど、同じ場所にニキビができやすい
  • 市販薬を使っても改善しない
  • ニキビ跡(赤み・色素沈着・クレーター)が気になる
  • 生理周期に合わせてニキビが悪化する

ニキビの原因・悪化させる要因

ニキビは、皮脂の分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖という3つの要因が重なって起こります。これらに以下のような要因が加わることで悪化しやすくなります。

要因 特徴
皮脂分泌の増加 思春期のホルモン変化や体質により皮脂分泌が多くなると、毛穴が詰まりやすくなります
ホルモンバランスの変化 生理周期やストレスによるホルモン変動で、あご周りなどに大人ニキビができやすくなります
毛穴の詰まり(角化異常) 古い角質がたまることで毛穴の出口がふさがれ、皮脂が排出されにくくなります
間違ったスキンケア・メイク 油分の多い化粧品や、洗顔・保湿の不足・過剰が毛穴の詰まりにつながることがあります
生活習慣(睡眠不足・食生活・ストレス) 皮脂分泌や肌のターンオーバーに影響し、ニキビを悪化させる要因になります

治療薬の種類

ニキビの治療は、症状の段階に合わせて外用薬(塗り薬)を中心に、必要に応じて内服薬を組み合わせて行います。

外用薬(塗り薬)
  • 1
    アダパレン

    レチノイド様の作用により毛穴の詰まり(面皰)を改善する薬です。面皰の段階から効果があり、炎症が治まった後の再発予防(維持療法)にも用いられます。使い始めに乾燥や皮むけが出ることがあります。

  • 2
    過酸化ベンゾイル(BPO)

    アクネ菌に対する抗菌作用と、毛穴の詰まりを取り除く作用をあわせ持つ薬です。炎症性のニキビにも、面皰にも効果があり、耐性菌ができにくいとされています。

  • 3
    配合剤(アダパレン+過酸化ベンゾイル)

    2つの薬の作用をあわせ持つ製剤です。1剤で面皰と炎症性皮疹の両方に対応できますが、単剤よりも皮膚刺激が出やすいことがあります。

  • 4
    外用抗菌薬

    赤ニキビ・黄ニキビなど炎症の強い皮疹に対して、アクネ菌の増殖を抑える目的で使用します。耐性菌を避けるため、長期間の単独使用は避け、他の薬と併用することが基本です。

内服薬
  • 1
    内服抗菌薬

    炎症が広範囲・中等症以上にみられる場合に、一定期間に限定して使用します。外用薬だけでは治療が追いつかない急性期の炎症を抑える目的で用いられます。

  • 2
    漢方薬

    体質やニキビのできやすい部位、随伴症状に応じて選択されることがあります。他の治療と組み合わせた補助的な位置づけで使用することが多い薬です。

  • 3
    ホルモン治療

    生理周期に関連してあご・フェイスラインに繰り返すタイプのニキビでは、低用量ピルなどホルモンバランスを整える治療を検討することがあります。

症状の段階や体質によって適した薬は異なります。市販薬で改善しない場合や、跡が残りやすい重い症状がある場合は、自己判断で薬を選ばず診察のうえで治療薬を検討することをお勧めします。

当院での治療の流れ
1
問診・皮膚の状態の確認
ニキビができている部位や期間、これまでに使用したケア・薬、生理周期との関連などを確認しながら皮膚の状態を診察します。
2
治療薬の選択
面皰が主体か、炎症性皮疹が主体かなど症状の段階に応じて、外用薬を中心に、必要な場合は内服薬を組み合わせて処方します。
3
経過観察・維持療法への移行
炎症が落ち着いた後も、再発予防のため外用薬による維持療法を継続することが多く、経過をみながら薬の調整を行います。

日常生活での注意点
  • 洗顔は1日2回程度を目安に、こすりすぎない
  • ニキビを自分でつぶしたり触ったりしない
  • 保湿を行い、皮脂の過剰な分泌を招かないようにする
  • 油分の多い化粧品・整髪料が患部に触れないようにする
  • 睡眠不足や偏った食生活を避ける
  • 処方された薬は自己判断で中止せず、指示された期間続ける

よくあるご質問
ニキビ跡(色素沈着・クレーター)も治療できますか。

赤みや色素沈着は時間とともに目立たなくなることがありますが、クレーター状の瘢痕は保険診療の外用薬・内服薬だけでは改善が難しいことがあります。跡を残さないためには、炎症が強い段階での早期治療が重要です。

薬を使ってもすぐに改善しないのですが、続けたほうがよいですか。

外用薬は効果が出るまで数週間〜数か月かかることが一般的です。自己判断で中止せず、指示された期間続けていただくことをお勧めします。改善がみられない場合は、診察時にご相談ください。

大人になってからできるニキビも同じ治療で良いですか。

基本的な治療薬は共通していますが、大人ニキビはホルモンバランスや生活習慣が関わっていることが多く、あわせて生活面のアドバイスやホルモン治療を検討することもあります。

市販薬とどう違いますか。

医療機関では、アダパレンや過酸化ベンゾイルなど、市販薬より効果の確立した治療薬を症状の段階に合わせて処方できます。炎症が強い場合は内服薬を組み合わせることも可能です。


繰り返すニキビ、なかなか治らないニキビはお気軽にご相談ください。

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